矯正歯科とは
当院で行う歯科矯正は、歯の表面にブラケットを付け、ワイヤーを通すことで力を掛け、歯を少しずつ動かすという通常のワイヤー矯正のほか、見た目を目立たなくするため、ブラケットを裏側につける矯正方法や、逆に矯正で使用するゴムをカラフルにしたりするなどの工夫も行っていますので、お気軽にご相談ください。
また当院では、歯科矯正に関する無料相談も行っています。矯正歯科専門医が対応しますので、施術の詳しい内容を教えて欲しい、不安や費用面などを聞きたいなど、いろんな質問や疑問について、わかりやすく丁寧にお答えします。
小児の矯正歯科
お子様(小児)では、乳歯と永久歯が混在している段階から矯正治療を行うことが可能です。もちろん、成人してからの矯正治療も可能ですが、この時期はまだ顎の骨が柔らかいこともあり、顎の成長をある程度コントロールしながら、理想的な矯正が行えるというメリットがあります。
成人の矯正歯科
全ての歯が永久歯になった状態から行うのが成人の矯正歯科治療です。治療は主に矯正専門医が担当しますが、目立ちにくい透明や白い器具などを用いた矯正治療も行いますので、お気軽にご相談ください。
当院の矯正歯科治療
当院の矯正歯科治療は、日本矯正歯科学会の認定医が行っています。同学会の認定医制度は、矯正歯科医療の水準の向上と、適切な医療の提供を目的に、1990年に創設されたものです。学会が認める大学病院や矯正歯科医療機関で5年以上の臨床経験を積むなど、以下のような条件を満たし、審査に合格した場合のみに、認定医の資格が得られます。
- 日本矯正歯科学会の会員として5年以上在籍している
- 学会指導医の下、更に5年以上矯正歯科に専門的に従事している
- 学会が定める試験を合格する
- オリジナル論文を学会誌に発表する
矯正の種類
インビザライン
インビザラインとは、取り外し可能な透明なマウスピース矯正装置を使って矯正する方法で、1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社によって開発され、これまで400万人以上もの方が、このインビザラインを用いた矯正治療を行っています。すきっ歯やわずかな歯のがたつきを矯正するための方法として適しており、ご自宅での空き時間で利用することが可能で、治療期間は半年~10ヶ月ほどです。
このような方におススメです
- 人前に出るお仕事などのため、見た目が気になり、矯正治療を受けられずにいる
- 矯正治療を行っていることを周囲に知られたくない
- 金属アレルギーの不安がある
- 矯正装置をつけて、結婚式などの大切なイベントに臨みたくない
インビザラインのメリットおよび特徴
目立たずに歯科矯正が可能
インビザラインは、金属製のワイヤー装置ではなく、透明なマウスピースの矯正装置で矯正を行うため、目立たず、周囲から気付かれにくいというメリットがあります。口元をじっと見なければマウスピースを装着しているとわかりません。営業や接客など、人前に出る職業の方も人目を気にせず、不安なく治療を行うことが出来ます。
治療を開始前に治療終了までの動きを3D画像で確認
インビザラインでは、独自のシミュレーションシステム「クリンチェックシステム」により、治療を始める前に「治療開始〜治療終了」まで、歯がどのように矯正されていくか、3D画像で確認することが可能です。矯正治療を行うことで自分の歯が実際どのようにして動いていき、最終的にどんな歯並びとなるのか、患者様に治療を始める前にご確認いただけるため、安心して治療を開始できます。
患者様一人ひとりにぴったりのオーダーメイド
インビザラインで使用するマウスピースは、専門の技工士が専門の工場において、精密検査のデータと患者様の治療計画に基づいて作製を行う、オーダーメイドのものとなります。
カリエスリスク(虫歯になる危険度)の低減
ワイヤー矯正などではデメリットとして、食事の際に食べ物が装置に絡んだり詰まったり、歯磨きなど毎日のケアが行いにくいということがあります。インビザラインでは、取り外し可能なマウスピース型の装置を使用するため、歯磨きの際には取り外して矯正前と同じように歯のケアを行うことが出来ます。そのため、虫歯や歯周病になるリスクが低減されます。
金属アレルギーを引き起こす心配がない
金属製の矯正装置や銀歯などの場合、装着した金属のイオンが溶け出すことによって金属アレルギーを発症してしまう場合があります。インビザラインのマウスピースは金属を使わず透明な樹脂で作られているため、金属アレルギーの心配がありません。
痛みが出にくい
インビザラインは、ワイヤー矯正と比較して歯にかかる負担が低いとされ、痛みも少なくなっています。
インビザラインのデメリットおよび注意点
装着時間などをしっかりと自己管理する必要があります
インビザラインは、取り外し可能な矯正装置を用いるため、装着期間や装着時間を患者様ご自身で管理していただくことが重要になります。これが守られないと、治療が当初の計画通りに進まなくなり、最悪の場合、マウスピースがはまらなくなってしまいます。場合によっては最初から治療をやり直し、ということもあるため、しっかりと自己管理を行う必要があります。
骨格自体のずれは改善が難しい
骨格そのものが左右や前後にずれているというケースでは、矯正の効果をあまり発揮できません。
メタル矯正装置
歯列の全体的な矯正治療を行う際、使われる基本的な装置です。ブラケットという金属等の装置を歯の表面に取り付け、そこに装着したワイヤーを月に1回、調整していくことで、歯を移動させていきます。ワイヤーは従来のステンレス製のもののほか、ホワイトゴールド色のもの、形状記憶合金製のものがあり、さらに自身で痛みの有無によってコントロールできるワイヤーなど、様々な種類があります。
裏側矯正装置
歯の表面ではなく裏側に取り付けて矯正する装置です。周囲の人に気付かれることなく歯並びを整えることが可能です。以前は製品の精度、歯科医師や矯正技工士の持つ技術、治療期間、仕上がり、ワイヤーの特性など問題点もありましたが、現在ではそれらも改善されたため、安心して治療を受けていただくことが可能です。
カラフルな矯正装置
24色という豊富なカラーから装置を選択することかできます。ファッションや季節に合わせてカラーを変え、矯正治療も楽しんでしまうことができます。
小児矯正
お子様の場合、発育期になると噛み合わせがうまく合わなくなる場合があります。これは、顎の発達が影響しています。3~12歳ころの、まだ顎の骨が柔らかい時期に矯正を行えば、ある程度、顎の成長をコントロールでき、比較的容易に歯並びをきれいに整えることができます。これか成人になってしまうと、治療が難しくなってしまうことが少なくありません。
当院では、日本矯正歯科学会専門医による無料相談を、月1回程度、行っています。お子様の歯並びが気になるという保護者の方は、お気軽に一度ご相談ください。
お子様の矯正治療を開始には、タイミングが大切です
お子様が矯正治療を始めるタイミングとしては、一般的には永久歯の前歯と奥歯が生えてくる時期(7歳〜9歳)が目安であるとされています。ただし、これはあくまで目安です。実際はお子様一人ひとりで歯や骨の成長は異なっているため、最適な矯正開始のタイミングの見極めについては、専門の歯科医師にお任せください。成長過程において、アンバランスが生じ始める頃に適切な対策を行うためにも、一度、当院をご受診ください
お子様の歯の治療には、1期治療と2期治療があります
お子様の歯の矯正は、1期治療と2期治療の2段階で実施されます。1期治療は成長期の乳歯から永久歯に生え変わる時期に治療を行い、2期治療は永久歯が生え揃ってから行います。
当院では、お子様一人ひとりに最も相応しいと考えられる歯並びを作ること、そしてお子様の身体にかかる負担を最小限にすることを大切にしながら治療を行っております。
1期治療
これから生えてくる永久歯がきれいに生え揃うよう、顎の骨のずれを改善し、スペースを確保していきます。
2期治療
1期治療終了後も、場合によっては上手く上下の歯が噛み合っていなかったり、歯が回転して生えていたり、歯並びに凹凸があるということがあります。このようなケースでは、ブラケットやワイヤーを使用した矯正治療を行っていきます。
床矯正について
当院では小児矯正行う際、代表的な咬合誘導として、「床矯正」を導入しています。一般的な矯正と比較し、床矯正の特徴のポイントは、以下のようになります。
POINT 1 歯を抜かなければならない可能性を低減
歯が正常に生えてくるスペースが足りないことで、歯並びは悪くなってしまいます。一般的な歯科治療では、抜歯が行われますが、床矯正の治療では、顎を拡げてスペースを確保するという治療を行うことで、歯を抜かなければならない可能性を低減させます。
POINT 2 通常よりも目立ちにくい矯正装置
歯の表面に装着する金属の矯正装置に比べ、目立ちにくい装置による矯正治療となります。
POINT 3 取り外し可能
一般的な矯正治療の場合、矯正装置を取り外すことはできず、虫歯・歯周病リスクが大きく上昇します。また、大きな精神的なストレスとなってしまう可能性もあります。その点、床矯正は取り外すことが出来るため、食事や歯磨きの際や、どうしても矯正装置を取り外したいという時にも、簡単に取り外し可能です。